所属略号紹介第三回&所属略号とは
こんにちは会計様です。今回はタイトルにもある通り、所属略号ってそもそも何なのかということも紹介していきます。
- 3大宮支社
3-1さいたま車両センター(宮サイ)
さいたま車両センターは比較的最近名称を変更しました。もともとは浦和電車区(宮ウラ)という名前でした。それが2015年に運輸区と車両区を分けられて、名前がそれぞれ変更されました。
ここには京浜東北線・根岸線用のE233系がすべて配置されています。この基地は非常に大きく約820両・82編成のE233系が配置されています。一つの基地にこれだけ集中していることはなかなか珍しいですね。さらに浦和電車区の時代から京浜東北線の車両はすべてここにあったようです。
3-2大宮総合車両センター(宮オオ)
はじめて名前に「総合」が入る車両基地が出てきました。総合が名前に入る車両基地はJR東の場合「重要検査・改造が実施できる施設」があることが条件です。この場合大宮工場という非常に歴史のある工場がもとになっています。むしろ最近までは大宮工場と呼ばれることのほうが多かったらしいです。大宮工場はOMともいわれますね。OM入場といえば大宮工場に入場した、ということです。
ここではカシオペアのE26形車両や数々のジョイフルトレインへの改造がなされました。しかし今では改造線などを潰して鉄道博物館を作ったため、改造・解体ができなくなりました。そのためいまでは秋田工場で改造されるのが東日本では普通です。しかし首都圏の通勤型電車を代表に検査工場としてはまだまだ活躍しています。
この車両基地には185系、251系など特急電車の車両が配置されています。工場がメインなのであまり多くは配置されていません。
3-3小山車両センター(宮ヤマ)
この車両基地も非常に多くの車両が配置されています。ここには、宇都宮線・高崎線・湘南新宿ライン・上野東京ラインなど東北本線やその直通電車などで使用されるE231系と、E233系が配置されています。ちなみにここに配置されている車両(ヤマ車)の初期型・後期型・国府津車両センター(コツ車)を見分けるには「ステッカーの位置」「車外スピーカーの有無」などで見分けられます。ほかにもヤマ車は窓ガラスが汚いともいわれていますがどうなんでしょう?
以上で大宮支社は終わりです。大宮工場について書いたのでちょっと長めですね…
つぎは水戸支社です。
- 4水戸支社
4-1水郡線営業所(水スイ)
ちなみに関東で最後の撮影になりました。ここには水郡線で使用されるキハ130系しかなく配置車両数も40両ほどです。少し前までリゾートエクスプレスゆうで使用されるマニ50通称「ゆうマニ」がありましたが、長野総合車両センターに送られ解体になりました。
豆知識としてキハ130系には片運転台のキハ130と両運転台のキハ131・132があり二両編成で使用されます。
- 0所属略号ってなに?
今まではある程度電車に詳しい人(前提として所属略号を知ってる)を対象にしてきましたが、同じ趣味の人が欲しいので布教してみようと思います。
0-1所属略号ってなに?
所属略号とは
「漢字一字とカタカナ二字でその車両がどの車両基地に所属するか示すもの」です。
漢字はその区所が所属する支社を表し、
カタカナは電報における略号を表します。
例
この場合だと「東」が東京支社所属であること
「トウ」が東京総合車両センターであることを表します。
0-2所属略号一覧(関東)
- 高タカ(高崎支社:高崎車両センター)
- 水カツ(水戸支社:勝田車両センター)
- 水スイ(水戸支社:水郡線営業所)
- 千マリ(千葉支社:幕張車両センター)
- 千ケヨ(千葉支社:京葉車両センター)
- 宮ヤマ(大宮支社:小山車両センター)
- 宮サイ(大宮支社:さいたま車両センター)
- 宮オオ(大宮支社:大宮総合車両センター)
- 宮ハエ(大宮支社:川越車両センター)
- 東トウ(東京支社:東京総合車両センター)
- 東オク(東京支社:尾久車両センター)
- 東マト(東京支社:松戸車両センター)
- 八ミツ(八王子支社:三鷹車両センター)
- 八トタ(八王子支社:豊田車両センター)
- 横クラ(横浜支社:鎌倉車両センター)
- 横ナハ(横浜支社:中原車両センター)
- 横コツ(横浜支社:国府津車両センター)
と、まぁ関東だけでも17所もあるんですね。(派出所含めず)
補足としては
- 車両センターに総合が付くのは工場が併設している場合(宮オオなら大宮工場)
こんなものですか。
それでは今回はここまで!
次回もよろしくお願いします!